妊娠したときの採卵周期<ロング法> 採卵・受精・凍結結果

私の不妊治療期間は長めです。思う通りに結果がでなかったときを細かく書いていたら冗長になりますので飛ばしまして、本日は妊娠できたときの採卵周期について記載していきます。

刺激法

今回も高刺激を希望、刺激法はロング法で行いました。

以前アンタゴ二スト法【※アンタゴ二スト法は別記事に記載しています⇒はじめての採卵<アンタゴ二スト法>受精・凍結結果 - ひらひらこブログで、採卵日前に排卵してしまったことがあったので、より排卵しにくいロング法を試してくれました。結果的にこのときのロング法で採れた卵で妊娠することができました。

ロング法とは…点鼻薬(鼻スプレー)を前周期から長く使うため、採卵周期の期間が長くなります。

刺激の考え方は基本的にはアンタゴ二スト法と同じで、卵を成熟させる注射をうつ一方で排卵をおさえ(※アンタゴ二スト法は注射で、ロングは鼻スプレーで排卵を抑えます)採卵日までになるべく多くの卵を育てる方法です。アンタゴ二スト法よりロング法のほうが、さらに自然排卵しにくいといわれています。

*私の体感としては、ロング法は採卵周期の期間が長くなるだけで、体の面でも金銭的な面でもアンタゴ二スト法と大差ない印象でした。

具体的スケジュール

D8からD18まで 注射(毎日フェリング150×2本)

(D8とは、採卵を行う採卵日がある周期の生理がはじまって8日目ということです)

*フェリングで卵を成熟させながら、前周期から継続して行っている鼻スプレーで排卵をおさえ、採卵日の前に少しでも多くの卵を育てました。

D19 採卵日2日前 夜20時にHCG注射

前周期から行っていた鼻スプレーは、この日の採卵2日前の午前中で最後となりました。

D20 久々に鼻スプレーも注射も診察も何もない日

今回はいままでで一番、採卵日の前からお腹がふくらんで重かったです。おりものが結構でてくると排卵していないか不安で、なるべく動かないように過ごしていました。

D21 採卵日

以前は、意識をなくす静脈麻酔プロポフォール22,000円をうってもらっていましたが、たしかこのときはさらに重いかつ高い麻酔になっていました。

採卵の時間自体は10分もない印象で、準備のわりにあっけなくおわってしまいます。正式な採卵数の結果は翌日に培養士から電話で教えてもらうことになります。

採卵数結果

採卵数は21個。うち3個が未成熟だったため、有効な採卵数は18個

はじめての採卵がこの2年以上前だったのですが、そのときの採卵数は17個。以前と比べても結果がよかったので、ほっとしました。

私のAMH(卵巣年齢)・夫の精液検査結果が、以前と大きく変わらなかったことが今回のよい結果の一因になったのかなと素人ながら考えています。

体外顕微の割合

体外受精・顕微授精の割合は、体外:顕微を1:1、個数で言うと、体外受精で9個、顕微受精で9個で受精の対応をお願いしました。

*いままで顕微の結果が悪かったので、顕微をやらずに全て体外にしたほうがよいのではと思い先生に聞いてみました。が「数回の採卵ではなんともいえない。まあ半々の割合でやっといたら」的な話だったので、体外顕微を半々でお願いしました!ただ結果今回も顕微の成績がとても悪くて、、体外の割合を増やしていればもう少し凍結できたかなあという後悔はあります。まあ結果論かもしれないです欲深くなってしまいます

受精結果・凍結結果

受精結果・凍結結果の結論をまとめて言うと

体外9個⇒うち6個が正常受精⇒凍結できたのは3個

顕微9個⇒うち6個が正常受精⇒凍結できたのは1個

*なお、1個だけ初期胚、残りは胚盤胞で凍結しました。

胚盤胞で凍結したもののほうが妊娠率が高くなるといわれていますが、そこまで全て成長できなかったときのダメージを考え、1個だけ初期胚で凍結をお願いした次第です。

体外顕微あわせると12個正常受精⇒そのうち1個(顕微授精由来のもの)を初期胚で凍結、残り11個を胚盤胞まで育てたい11個のうち3個胚盤胞になる【顕微は胚盤胞まで成長できたものはゼロ、胚盤胞は全て体外受精由来のもの】、という内訳になりました。

今回の振り返り

年齢が若いほど卵の質がよいためいい結果につながるといわれていますが、私ははじめての採卵から2年以上経過した後のこの採卵で妊娠しました。一概に年数たったからといって落ち込みすぎることはないのだなと思いました。また、しばらく結果がでないときは違う刺激法にチャレンジするのもよいのだなと感じました。アンタゴ二ストでよい採卵結果がでたときもあるので、「他の刺激法を試してもっと悪い結果になったらどうしよう」と、変えるのも少し気合?が必要でした。

お読みいただきありがとうございました。