はじめての採卵<アンタゴ二スト法>受精・凍結結果

本日は、はじめての採卵周期について記載します。

採卵周期

採卵までの具体的なスケジュールは以下の通りです。

①D3(採卵をする周期の生理から3日目)からD12 毎日の注射(1~3種類)

②D13鼻スプレー

③D15採卵日

それぞれをもう少し具体的にみていきます

まず①、採卵までに卵巣に刺激を与えるのは「アンタゴ二スト法」を試しました。アンタゴ二スト法…ざっくり言うと、卵を成熟させる注射をうつ一方で排卵をおさえる注射(アンタゴ二スト)もうち、採卵までになるべく多くの卵を育てる方法。ほぼ自然排卵をしないので、比較的採卵日の調整をしやすいといわれています(ちなみにアンタゴ二ストのほうが針が大きく連日の注射が痛かったです)

*注射は、卵を成熟させるものが2種類⇒HMG150・フォリルモン75、排卵をおさえる

ものが1種類⇒アンタゴ二スト(セトロタイド)

②の鼻スプレーは、採卵2日前の22時、24時に行いました。採卵にむけて胚を成熟させるためで、鼻スプレーかHCG注射を行うのが一般的です。私は①で高い刺激を与えて卵巣が結構腫れてしまっていたので、注射ではなく鼻スプレーとなりました。

③の採卵日当日は、絶飲食で朝早くに来院しました。生理用ナプキンと(採卵後用の)お茶を持参して、ドキドキしながら手術の待合室でじっと順番を待っていたことをよく覚えています。

同じ部屋にカーテンで仕切られたベッドが複数あり、採卵日が同じ人達が同じ空間にいて、緊張で張り詰めた空気(私の勝手な印象ですが)が何ともいえませんでした。

採卵の時間自体は5~10分程度で、あっけない感じです。採卵後に15分ほど安静時間がありました。

採卵結果

採卵日当日に、院長から採卵数目安を教えてもらえますが、正式には採卵翌日に培養士が電話で伝えてくれます(電話を待つ間はかなりドキドキで合格発表を聞く気分でした)

今回の結果⇒【17個採卵のうち、2つが未成熟で15個成熟した卵

採卵数の結果を受けて、顕微をやるのか、やるなら体外と顕微の割合をどうするのか最終希望を聞かれました。

採卵日に院長に相談し「まあはじめてなら顕微も念のためしてみたら」的なお話だったので、体外:顕微を2:1、個数で言うと、体外受精で10個、顕微受精で5個で受精をお願いしました。

受精結果・凍結結果

(採卵が無事終わったと思ったのに、受精できるか?受精できたらそれを凍結できるか?移植前までに関門がいくつもあるのですね・・)

受精結果・凍結結果の結論をまとめて言うと

体外10個⇒うち5個が正常受精⇒凍結できたのは2個

顕微5個⇒うち1個が正常受精⇒凍結できたのはゼロ  

 

採卵数が多かったから凍結数ももう少し多いと期待していたので、少なくて結構ショックでした;;

特に顕微は、+αで金額増えたのに全滅なのか~顕微って可能性高くなるんじゃないのかい、と悲しくなり。それでも体外で2個凍結できたので、移植できるだけありがたいと思って気持ちを切り替えなければという気持ちでした。胚盤胞で凍結できたのは1つだけ、1つは初期胚で凍結しました

なお、移植前までにかかる費用は30万位かと思っていたのですが、全然そんなことはなくて、、倍はかかりました(当時は健康保険適用ではなく、助成金も全員が対象ではなかったため、負担が大きかったです)

連日の注射も受診もきつく、採卵周期は相当心身に負担あるなと実感。正直もうやりたくないなあと思ってしまいました(が残念ながらこの採卵で出産までいくことはできませんでした;)

不妊治療では、次回移植についてまとめたいと思います。お読みいただきありがとうございました。