不妊治療専門クリニックの選び方

費用が高額なこともあり、通院先を決めるのは慎重になりました。

「通院前にしたこと」↓で記載した妊活雑誌に、【おすすめクリニック】という小冊子がついてきたのでそれに目を通す(雑誌の画像、右上にうつっている冊子です)

hirahira-ko.hatenablog.jp

のですが、それを読んでもじゃあ自分がどこに通院したいのかはピンときませんでした。今回は、最終的に通院先を決めるまでに考えた自分なりの軸をお話させてください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●クリニックの方針が高刺激か

病院ごとに高刺激が得意か、低刺激をメイン(あるいは低刺激のみ)にしているか変わってきます。高刺激のほうが卵がたくさんとれ少しでも妊娠の可能性が高くなると考え、高刺激をメインにしているクリニックを選びました。

*どちらにも長所短所があります。

【高刺激→注射や薬で卵巣を強く刺激し、複数の卵胞を発育させるため卵をたくさん採れる可能性が高い。ただそのぶん連日注射で体の負担が大きい】【低刺激→採卵まで体に負担をかけないのはよいが、その分卵が少しだったり一つも採れなかったりで採卵やり直しのリスクがある】

高刺激低刺激どちらにも対応している所もあります。そういうクリニックなら、どちらにするかを事前に決めず、クリニックの先生と治療時に話しあって固めていけばよいかと思います。決めきるのは難しいですし、希望通りいかない場合もありますので(そのときの体の状態によって高い刺激を与えても卵の数が見込めなさそうなときは、高刺激を希望してもクリニックからは低刺激をすすめられる場合もあるでしょう)

●顕微受精までやっているか

体外受精だけでなく、顕微授精もやっているクリニックを選びました。高刺激で卵をたくさんとれたら半分の卵は体外受精、残りの半分は顕微授精というように両方を試してみたかったためです。

※採れた卵をわけ、体外受精と顕微授精それぞれ行うことをスプリット法といいます

※顕微授精までやっているか確認する際は、数年前だと「不妊治療情報センター」というサイトがわかりやすく参考にしていました(が、いまみたらだいぶ掲載クリニック数が減っているようです…参考までに(一例で東京都のページにしているだけで他の県も記載されています)⇒東京都の施設一覧 | 不妊治療情報センター

●日本生殖医学会認定の専門医がいるか

顕微授精までいく可能性もあると思っていたので、どうせなら認定の専門医がいるクリニックに行きたいと思いました(ただこれだとかなり絞られてしまうので、できればの位置づけとしました)「一般社団法人日本生殖医学会」の認定者一覧で確認することができます⇒一般社団法人日本生殖医学会|生殖医療専門医制度 - 認定者一覧

●採卵時に完全麻酔があるか

私は痛みに弱く、通常の超音波検査も非常に苦手です。採卵時に麻酔がない状態は考えられませんでしたので完全麻酔がある病院を選びました。

新宿の加藤レディスクリニックは不妊治療専門クリニックの中で知名度が高く、実績もあります。ただ採卵時に無麻酔のため、私の通院先の候補からは外れました(私は特に痛みがだめなだけなので、痛みに抵抗がない方はこの考えは無視してください)

●家から通院できる距離か(2時間以内)

あたりまえですが通院が物理的にできないと意味がないです。体力がないため、2時間をこえてしまうクリニックは候補から外しました(最初のクリニックを決めるときは、距離でクリニックの候補を減らしたくなかったため2時間以内で探しましたが、本当は1時間以内が私には理想です)ただ、新幹線に乗って通院している方もいると聞きますし、許容できる距離は人それぞれ。お住まいの地域のクリニック事情もありますので、あくまで私の場合の基準です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

以上の考えを軸にして、クリニックを探しました。 

ちなみにそもそも自分の軸を決める前、はじめはグーグルマップで「不妊治療専門クリニック」と検索していろいろなクリニックのホー厶ページをみていました。自宅からクリニックまでの距離感をイメージしながら探せるし、ついでにクリニックの口コミも読めるので便利でした。  

気になるクリニックを見つけたら、(開催があるなら)クリニックの個別説明会に通院開始前に夫婦で参加するのがおすすめです。治療前の心構えができますので。      

 

長くなりましたが以上となります。これから通院先を探される方の、クリニック選びの一助になれば幸いです。

よいクリニックが見つかりますように😌

最後までお読みいただきありがとうございました。