妊娠したときの移植周期③<2個を二段階移植→妊娠>

 2個移植して妊娠できたときのことを本日はまとめていきます。

 

===目次===

2個移植を希望

残っていたのは凍結している2個。妊娠率30%の「6日目(拡張期)胚盤胞AA」 と 妊娠率10%の「2日目初期胚3b」です。

そろそろよい結果が出ればいいなあと思っていたので、妊娠の可能性が高くなる2個移植をはじめてお願いしました。

初期胚2個あるいは胚盤胞2個の場合、移植は同日ですみます。が私は初期胚と胚盤胞だったため、同じ周期ですが別日でそれぞれ移植二段階移植をしなければいけませんでした。

2個移植や二段階移植のメリット⇒着床・妊娠の可能性が高くなるといわれていますデメリット⇒多胎のリスクが高くなります2個移植で三つ子がうまれた方もいたと先生に言われました。双子さんかわいさ二倍ですし歓迎といいたいところですが、リスクも高いということで、私のクリニックでは2個移植をかなり慎重にされていた印象です。

*日本産婦人科学会が移植数について見解を出しています⇒(抜粋)「移植する胚は原則として単一。ただし35歳以上の女性、または2回以上続けて妊娠不成立であった女性については、2胚移植を許容

ルモン補充周期

ホルモン補充周期といっても、実はこのときは膣剤をしませんでした。ホルモン補充周期で膣剤をしなかったのはこのときだけです。

膣剤の違和感が苦手で;続く陰性の結果に暗い気持ちにもなっていたので、膣剤もいやだしでクリニックから遠ざかって移植時期を遅らせるぐらいなら、膣剤なしで移植周期にすすもうと考えました

ただもしこのときに妊娠できていなければ、「あのとき膣剤をしていたらまた結果が違ったのではないか」とクヨクヨしていた気がします笑 

移植日

移植周期の生理から16日目にまずは初期胚を、そしてその2日後に胚盤胞を移植しました。なお、移植する胚盤胞アシステッドハッチングなしでお願いしました

*アシステッドハッチング(Assisted hatting : AHA)とは⇒胚が着床しやすいように、胚を覆っている透明帯の一部を薄くしたり穴をあける処置のこと

クリニックでは凍結胚盤胞移植には原則AHAが行われるため、いまままでは全てお願いしてきましたが、残っている最後の卵。表現が適切でないかもですが、何も傷つけず体に戻したいと思いましたくわえて、過去に何度か着床したことがあること・移植する胚盤胞は既に拡張している状態だったことも、AHAなしを選択した理由となります。

ただ、クリニックの培養士さんにAHAなしにしようと思うと伝えても、「拡張胚でも原則する。希望すればなしでもいいですけど」的なことしかおっしゃらず。本当になしの選択でよいのか、決めるまでも決めた後もすごく不安でした。妊娠できたからよかったですが、よい結果でなかった場合は「あのときやっておけばよかったのでは」とこれまたネチネチ悩んでいた気がします😂

移植処置代

当日の移植処置代だけでいいますと(当時)

初期胚での移植処置代が77,000円 ※初期胚2個移植の場合でも、同じ77,000円

胚盤胞での移植処置代も77,000円 いつも99,000円でしたが、今回AHAをしなかったのでその分(22,000円)安くなりました。なお胚盤胞2個移植の場合は10万円程度とのことでした。同日の処置ですむので、2倍かかるわけではなく少しお安くなるようです。

⇒2個移植ですが、私は種類が違う初期胚1個・胚盤胞1個の移植だったため、それぞれ単独のお金がかかり、計154,000円をクリニックの会計時にお支払しました。

判定日・判定結果

今回はBT8(胚盤胞移植から8日後)が判定日※初期胚で考えるとET10が判定日

HCGの数値107.7で陽性判定をもらえました。はじめて100を超えることができました!

*妊娠しているかはHCGホルモン値で判断されます。4週0日で値が100以上あれば妊娠継続率が高いといわれています。

妊娠継続の助けになればということで、判定日にHCG注射をうちました。

 

 

フライング検査結果

今回も判定日前に妊娠検査薬でフライング検査をしていたので、記録として結果を記載します。

BT6(初期胚で考えるとET8) 5分以内にうっすら陽性 

BT7(初期胚で考えるとET9) すぐに陽性線。前日より濃い線

BT8(初期胚で考えるとET10) すぐに陽性線。前日より濃い線

・BT6では、いままではよくて30分後に陽性線でしたが今回は5分以内に反応

・日が経過するほど陽性線は如実に濃くなる

 

↓ 写真はBT6(ET8) 21時42分のフライング検査結果

今回の振り返り

・膣剤なしAHAなしのときに妊娠しましたが、それはもちろんしなかったことが理由ではなく、しなくても大丈夫な状態のよい卵だったからではと素人ながら考えました。

膣剤なしAHAなしを推奨するわけではありません私のクリニックは原則する方針なので、万が一またやる機会があればきっとその方針に沿って進めると思います。不妊治療の専門知識がない中で、自分で決めるのは怖いです。今回はもう治療自体いやになっていたので移植自体を延期しないよう膣剤なしに・また卵を一度はAHAの手を加えないまま戻してみたいとの気持ちを一度だけ優先した次第です。

あくまで私の場合の一例としてお聞きいただければ幸いです。

・過去にグレードが5AAでも良い結果がでませんでした。

*そのときの移植については別記事の以下のリンク先に記載しております

リンク先⇒妊娠したときの移植周期①<凍結融解胚盤胞移植・フライングと判定結果> - ひらひらこブログ

 

けれど、今回は特に初期胚はグレードがよくなかったのに妊娠できました。体に戻してみないと本当の卵のグレードはわからないのだと実感しました

長い通院期間、薬や注射ばかり。結果がずっと出なくて泣いていたときもありましたが、判定日に「長い間よくがんばったね」と先生が握手してくれたのは嬉しかったです。

*次回④の記事で、妊娠判定後の通院内容・回数・金額について記載していきます。

お読みいただきありがとうございました。